肌の塗り方 ブラシ塗り メディバンペイント入門
今回は、デジタル初心者の方のために、
メディバンペイントでの肌の塗り方 (ブラシ塗り)を
紹介します。
【目次】
色を塗る前に確認する事
肌の下地を塗ろう
肌の影を塗ろう
肌のハイライトを塗ろう
レイヤーをまとめよう
色を塗る前に確認する事
メディバンペイントは
一つのレイヤーを基準登録して
べた塗りなどをする基準設定がありません。
代わりに、べた塗り時に
キャンバス上に表示されている
線・画像を参考にべた塗りをしていきます。
色を塗る前に、べた塗りにじゃまなレイヤーは
「非表示」設定にしておきましょう。
肌の下地を塗ろう
まず、肌の下地をべた塗りします。
今回、肌を塗る時に使う色は
上の画像の二色を使います。
上記のRGB値を入力してパレットに移してください。
(※RGB値については下記の記事を参考にしてください)
もしRGB値の入力が難しかったら、
この画像を保存して メディバンペイントに表示させ
スポイトでパレットに移し・保存してください。
肌下地用のレイヤーをレイヤー設定一覧の
左端『+』のボタンをタッチして
新規レイヤーを追加します。
次に、バケツツールを選択した状態で、
ツール設定一覧を表示させます。
一覧の”対象”部分を【キャンバス】に設定します。
(※対象とは、バケツ塗りするときに
参照・基準にする物の事です）
肌の色をカラーパレットから選択し
塗りつぶしツールを選択(タッチ)。
色をべた塗りしたいところをタッチしてべた塗りしていきます。
この時、塗り残し場所のないように
よく確認してください。
肌の影を塗ろう
肌の影を塗っていきます。
まず 肌の大まかな影を付けていきます。
肌の大まかな影用の新規レイヤーを追加します。
肌下地塗りしたレイヤーの上に
新しいレイヤーを追加します。
次に追加したレイヤーを選択した状態で、
レイヤー一覧の【クリッピング】をタッチして
クリッピング設定にします。
(クリッピングについては下記の記事を参考にしてください)
上の画像のレイヤー一覧から③の部分をタッチ・選択し
レイヤー合成設定一覧を表示させ
「通常」から「焼き込み」へと変更します。
肌の大まかな影を塗るブラシを選びます。
ブラシツールをタッチして一覧を表示させ
一覧から「エアブラシ」を選択します。
ブラシ濃度は50％前後に設定します。
色は、画像左上の
青紫(R:141 G:128 B:208)の色を使います
光源の位置を意識しながら
大まかな影を軽く塗っていきます。
(画像のオレンジ点線部分を塗っています)
肌のメイン影を塗っていきます。
肌の影用のレイヤーを追加し、
大まかな影レイヤーの上に移動させ、
クリッピング設定にします。
次に影レイヤーのレイヤー合成設定をします。
レイヤー合成設定一覧を表示させ
「焼き込み」に設定します。
肌の影を塗るブラシを選択します。
ブラシ一覧から「水彩」を選びます。
ブラシの色は、先ほど使った青紫をそのまま使います。
大まかな影と同じく、光源の位置を意識しながら
影を塗っていきます。
ただ、このままの影だと少し不格好なので
肌の影をぼかしで整えていきます。
ブラシ一覧を表示させ一覧から、「ぼかし」を選択します。
今回はぼかしなのでブラシの色は変更する必要はありません。
ぼかしブラシを使って、
肌と影の境界線を整えていきます。
肌のハイライトを塗ろう
肌のハイライトを塗っていきます。
肌のハイライト用のレイヤーを追加します。
追加したレイヤーを肌の影の上に移動させ
クリッピング設定にします。
ハイライト用のレイヤーのレイヤー合成設定をします。
合成設定一覧から
「スクリーン」を選択します。
ハイライトを塗るブラシを選びます。
ブラシ一覧から
肌の影の時と同じ「水彩」を選択、
ブラシ濃度は80％前後に設定します。
ハイライトの色は、肌下地の色と同じ色を使用します。
光源の位置を意識しながらハイライトを塗っていきます。
顔のりんかくや首のりんかくにも
反射光としてハイライトを入れました。
レイヤーをまとめよう
肌の下地・影・ハイライトの各レイヤーを一つにまとめます。
肌下地レイヤーに影・ハイライトなどの
各レイヤーを結合していきます。
画像の①・②・③の順番で肌下地レイヤーに結合していきます。
順番を間違えると現在表示しているイラスト状態に
ならないことがあるので下のレイヤーから順番に結合させていくと
合成ミスしにくと思います。
全部のレイヤー(肌下地レイヤーにクリッピングしていたレイヤー)
を結合したら、肌の塗りが完成です。
作業が終わりましたら、データの上書き保存を忘れずにしてくださいね！
