ズボンにできるシワの特徴 服のシワ応用②
イラストを描くとき
服のシワはどうやって描いたらいいの?
と思ったことはありませんか?
今回は ズボンにつくシワの特徴について
紹介します。
【目次】
ズボンにできる主なシワの特徴
下半身の服にできる主なシワの特徴
今回はズボンをモデルに解説していきます。

ズボンは 腰の部分に固定して着る服です。
また、ズボンの構造上、股下(赤点部分)はぬいつけられているので
着ている人が動いたり、姿勢を変えると
布が引っ張られるようになっています
図②を見ていきましょう。
ズボンの太もも部分の布は
股下のぬい付けられている部分(赤点部分)に引っ張られて
オレンジ線のようなシワができます。
また、ズボンのひざ部分には
人の体の構造上 少し前に出っ張っているひざ頭に
布が引っかかって
オレンジ線のようなシワが付きやすくなっています。
(※布の素材によりできないこともあります)
次に図③を見ていきましょう。
図の③の腰やズボンのすその部分のシワは
重力によって布が下の方に垂れ下がって
たるんでいき、 図③の青線のようにシワができます。
(※筒にできるシワの細かい解説は 下記記事を参考にしてください)
服のシワが描けたら、光の当たっている所を考えながら
服のへこんだ部分に影を入れていきましょう。
服のシワは体をひねったりすると
服を支える支点部分を中心に
ひねった方向に向かってシワが伸びていきます。
服のシワを描くときは キャラクターの姿勢によって
体のどの部分が服の布を支えているか、また
姿勢によって布はどの方向に引っ張られているのかを
意識して描くと より自然で、動きのある服のシワが描きやすくなります。
以上、ズボンにできるシワの特徴でした。
服は布がどこから支えられているか、
着ている人の姿勢・恰好でどのように布が引っ張られ、
どこが引っ張られずに (重力に従って)たるみそうなのかを
意識すると 自然と どういうシワができるのか
イメージしやすくなります。
なので 焦らず 服の構造から布の支点がどこにあるのか
よく見ながら 服のシワを描いてみてくださいね。
【引用・参考書】
