ネコの歴史 野生のネコがイエネコになるまで
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癒しのペットとして二大巨塔の一つに君臨するネコちゃん。
気まぐれで、でも甘えたい時は足にするりと寄ってきて
ゴロニャンとお腹を見せるその愛らしさに私たち人は、
思わずかまってあげたくなってしまいます。
最近ではYouTubeでも癒しとしてネコ動画がたくさん挙げられ、
人気はとどまることを知らず上昇中です。
そんな、ネコですが いつから人と暮らすようになったのでしょうか。
【目次】
〇野生のネコからイエネコへ
〇より人と親密になるネコ
〇野生のネコからイエネコへ
ネコの祖先は1080万年前のアジアで生まれ、
俊敏な体と優れたハンター能力を生かしながら、
オーストラリアと南極以外の大陸の
森や砂漠等の様々な環境に適応し広がっていきました。
野生ネコの彼らは、獰猛でひとに懐きにくい性格をしているのですが
およそ1万年前ごろに北アフリカ(今のイラン・パレスチナ辺り)に生息していた
リビアヤマネコというネコは他のネコ科と比べて大人しく、人懐っこい性格をしていたので
小麦などの貯蔵庫の穀物を狙うネズミ対策として人に飼われていくようになりました。
〇より人と親密になるネコ
特に古代エジプトではネコは、
家のネコが死ぬと家族で喪に服して悲しみ、
墓の壁画に描かれるなど、家族として人々に大事にされていました。
また、なじみの深い動物としてネコが神格化され、
子育ての様子や優雅な姿で家でくつろぐ姿から、
ネコの顔を持つ豊穣と家の守りの女神バステト神として人々から深く信仰されていたようです。
エジプトではほかにもジャッカルや牛など神格化された動物はいますが、
踊りと豊穣の神として崇拝されたネコのバステト神。
人々にとって猫のように身近で安心できる神様として人気のある神様だったようですよ。
<アジアのイエネコ文化について>
https://tonerico-oekaki-shyoshi.com/2021/05/26/cultural-historyofcats/
<引用・参考文献>
〇イラストでわかる猫学
林良博監修 講談社発行
〇まるごとわかる猫種大図鑑
早田由貴子監修 福田豊文写真
株式会社学研パブリッシング発行
〇猫の世界史
キャサリン・M・ロジャーズ著 渡辺智翻訳
エクスナレッジ発行
〇家のネコと野生のネコ
澤井聖一・近藤雄生著
エクスナレッジ発行


