レポート課題で使える主な情報の長所と短所は?

世の中に様々な情報が流れていますが

レポート課題に使う情報を集める上で

どのような特徴や注意点があるのでしょうか。

今回は各情報の特徴についてまとめてみました。

【目次】

〇本・書籍

〇専門雑誌

〇政府発行の白書・調査報告書

〇新聞雑誌


〇本・書籍

本・書籍はハードカーバーや新書など種類も様々で、

さらにはいろんな出版社が発行しているので

どの書籍をレポートに使えばいいのか悩んでしまうかもしれません。

レポートで使える本の目安としては、

大学教授や研究者が書き、

引用・参考文献表がきっちりついた本を選ぶのが

無難だと思います。


〇専門雑誌

専門雑誌は各分野で定期的に発行されている

研究者の論文を発表する雑誌です。

各分野の主な学会が発行しているものが多く

たくさんの専門家や研究者に論文査読(※1)を

されていて情報の信用度が高い情報資料です。

専門雑誌の利点

①最新の研究成果を知ることができる

②研究者により内容を簡潔に説明されている

専門雑誌の欠点

①論文を読むためにはその分野の専門知識や

 専門単語を多く含むため、

 読むために専門知識をかなり持っている必要がある

②雑誌という限られたスペースで議論が行われているので

 問題に対する十分な分析は期待できない

という欠点があります。

専門雑誌を読むときは 

まず入門書などを読んであらかじめその分野の専門知識

頭に入れておくといいでしょう。


〇政府発行の白書・調査報告書

レポート課題の資料として政府の統計調査の情報を

使うのもオススメします。

政府の発行物には白書と調査報告書があります。

白書日本政府が発行する政策や調査に関する出版物

調査報告書政策に関して出される報告書

定期的に出される物と特定の問題に対して出される物があります。

政府が出す情報なので信用度が高い情報ですが、

いくつか注意する点があります。

注意点として、

①客観性を保とうとはしているものの

 政策や計画に関する情報が中心になっている

②全体のおおよその状態を観察することを意図に

 調査されていることが多いので

 細部にわたる分析には向かないこと

                 があります。

政府の白書や調査報告書で

書籍になっているものは図書館でも

探すことができますが、

最近では各省庁の公式サイトでも

統計データが発表・公開されているので

ぜひ、チェックしてみてください。


〇新聞雑誌

新聞や雑誌は私たち市民にとっては

一般的な情報源です。

ですが、レポートの資料としてはあまりオススメできません。

オススメできない理由としては

新聞・雑誌はスクープや速報性を重視するため、

情報の裏づけや根拠がまだ十分でない場合がしばしばあるので

もし、レポートの資料として使う時は

十分注意して使ってください。

また、雑誌に関しては

読者の興味に沿って情報を掘り起こす記事が多いので

情報内容の信ぴょう性はあるとはいえません

この二つをレポートの資料や根拠として使う場合は、

他の資料よりもより注意し、かつよく調べて

使ってください


以上、 レポート課題で使う主な情報の特徴と注意点でした。

近年ではインターネットが普及して

様々な情報を手に入れることができるようになりましたが

その分、フェイクニュースやデマなどが増えてきています

デマに振り回されないように正確性や信頼度の高い情報を

仕入れることができるように

常に気を付けていきたいですね。


(※1)査読

投稿論文など内容が間違っていないか審査するために読むこと。

【引用・参考文献】

〇フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ-増補版

 森達也著 ミツイパブリッシング発行

〇その情報はどこから?-ネット時代の情報選別力

 猪谷 千香著 筑摩書房発行

〇メディアリテラシー -媒体と情報の構造学

井上泰浩著 日本評論社発行

〇「メディアリテラシー -情報を正しく読み解くための知識-」

  渡辺武達 著  ダイヤモンド社 発行

〇情報って何だろう -メディアリテラシー基礎編-

 中村司 監修  ポプラ社 発行

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