絵の練習は『アナログ』・『デジタル』どっちがいいの?

Views: 46

イラスト・お絵描きの練習を始めるとき

紙で描くアナログと

PC・タブレット等の

デジタル機器を使って描くのと

どちらが上達が早いのでしょうか?

今回は サイトの管理者の体験をもとに

どちらの方が絵の練習に

向いているのかについて 

まとめてみました。

(※注意)この記事は 

    私個人の私見が多く入っています。

    正解などではなく 

    一つの意見として参考に

    してください。

【目次】

絵の基礎練習・デッサン、落書きは『アナログ』がオススメ

清書・発表用・依頼絵は『デジタル』がオススメ

絵の基礎練習・デッサン、落書きは『アナログ』がオススメ

私個人の意見としては

絵の練習・ラクガキ等は『アナログ(紙)』で

描いて残しておくことを

オススメします。

理由としては

①自分の手クセや物の認識、

 表現の仕方の傾向をあとから分析できる

線画や塗りのはみ出しなどのミスを

 逆に生かすアドリブ力を

 つけることができる

③自分がどれだけ

 絵の勉強・努力したのかという

 物質的な軌跡が残る

の三つがあります。

ひとつづつ見ていきましょう。


①自分の手クセや物の認識、

 表現の仕方の傾向をあとから分析できる

アナログ方式で

絵を紙に書いて練習していると

もし まちがえた線や気に入らなかった図を

消しゴム・塗りけしで消しても

線画などが完全に消えずに 

うっすらと残ります

そのため、ある程度 絵を描いた後

絵を見直すときに どの線が自分にとって

しっくりきて気持ちの良い線なのか

分析できるという事や、

描いた絵から

自分は人の顔を大きめに描くクセが

あるな などの

描いている時には気が付かなかった

自分の表現・認識のクセを

確認することができます

自分の手クセ・表現の仕方のクセを

知っておくことで、

デジタルで描いた時

どこを注意して修正したらいいのか

理解するきっかけになります


線画や塗りのはみ出しなどのミスを

 逆に生かすアドリブ力をつけることができる

アナログは デジタルのように

『戻る』という機能は元々ないので

ペン清書や色塗り(水彩・アクリル)などは

本番一回きり。

少しでも線画や塗りをミスをすると

初めから(場合によっては下書きから)

やり直しになってしまう 

短所(デメリット)があります。

しかし アナログで絵を練習し続けていると

ちょっとした線画ミスを

別の装飾をかきたしてごまかしたり

はみだり塗りを逆に背景の一部として

生かしてみる 等

線画・塗り間違いなどのミスという偶然を

あえて使って絵で遊んで楽しむ技術

身につきやすくなります

また 線画・塗りミスや偶然できた線や

模様を使って

即興で絵を描く練習をしておくと

デザインを考える力やアイディアを出す力も

上達するきっかけにもなります。


③自分がどれだけ絵の勉強・努力したのかという

 物質的な軌跡が残る

アナログで絵を練習を続けていくと

今まで絵を描いた紙やクロッキー帳などの

練習した作品・練習した跡が

物理的に残ります。

この 過去に描いた絵・冊子を

保存しておくことで

後から 自分の絵の技術が

上達していく様子・過程を

見直すことができます(※1)。

また、自分の描いた絵の評価が

上がらないことにに悩んで

心が病みがちになってしまったとき

自分が今まで描いた作品の数を

物理的に見ることによって

頑張って絵・作品を描き続けた事実を

再確認でき、

自らの自信を保つきっかけにもなります。


絵など芸術作品にたいする評価

その時代や世相、評価する人によって

ころころと変化していきます

しかし、

自分が時間をかけて描き続けた作品の数

(成果)は 

揺るぐことなく変わりません

絵を描き続ける 精神・意欲を保つために

絵の練習やラクガキは

アナログで描いて残しておくことを

オススメします。


(※1)補足

イラストを描いた時

書き上げた年と日付を書いておくと

自分の絵を見直した時

いつ頃描いた絵なのか 後で参考になるので

個人的にオススメします。

清書・発表用・依頼絵は『デジタル』がオススメ

〇デジタルは一部を切り取ったり

 変形・拡大などいくらでも修正できる

デジタルでは 

いくら作画・線画ミスや

はみ出し塗りをしても

戻る”機能の使い、

ミス前の状態に戻すことができます。(※1)

また、絵の気になるところを一部切り取って

拡大・変形などさせることができ、

作者が一番納得できる線・形に

何度も修正できる機能があります。


ただし、アナログと違って

デジタルイラストを使いこなすためには

デジタルイラスト独特の機能や専門知識、

ソフトごとの性能・使いやすさに

対する理解

また、 デジタルで描くための

設備・専用の道具 等

必要になってきます。

そのため、ある程度使い慣れていないと

絵をかく前に

デジタルイラストの基礎知識を勉強しないと

絵が描けないという

状態になってしまいます

なので、初めて絵を練習する人や

気軽にイラストを楽しみたい人には

あまりデジタルイラストよりも

アナログイラストから入った方が 

より気軽に絵を楽しんで続けられ

かつ 上達しやすいと 私個人は思います

デジタルでは 

修正機能や画像加工・編集機能が

豊富な物が多いので

作品集・ポートフォリオなどの

発表用のイラストや、

仕事依頼を受けて作成する絵を描くときに

使うことをオススメします。


(※1)使用するソフトの種類によっては

  一旦、ソフトをシャットダウンした後、

  ソフトを再開して前の作業状態に

  戻そうとしたとき

  上書きしたデータより

  前の絵の作業状態に

  戻せないことがあるので

  注意してください。


以上、アナログ・デジタルどちらの方が

絵の上達がしやすいの?についての記事でした。

人によってアナログかデジタルか

使いやすさ・描きやすさが変わります。

今回の記事のアナログ・デジタルの

長所・短所を知ったうえで

いろいろ自分に合った絵のかき方を

試してみてくださいね。

では よいお絵描きの時間をお過ごしください。

トネリコでした。


【引用・参考文献】

〇辛くならない絵のかき方 -描くのを楽しくする90の方法

 松村上久郎著 秀和システム発行

https://amzn.to/3Wye867

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA