横顔での 目の描き分け方
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今回は 横顔での
普通の目・つり目・たれ目・三白眼の
書き方について
作図的に書けるように解説します。
【目次】
目を書く上での基本的デッサンの知識
横顔での目の書き分け方
〇つり目の場合
〇普通の目の場合
〇タレ目の場合
〇三白眼の場合
目を書く上での基本的デッサンの知識
まずは 横顔の時、
目がどの位置になるのか、
構造・形はどうなっているのか
人体骨格を参考に
見ていきましょう。
図左端の簡易的な頭がい骨の図をよく見ると
人の横顔の場合 目元部分が
へこんでいることがわかります。
この頭がい骨の図に肉づけをすると
真ん中の図のような
位置に目があることになります。
このように
横顔を書くとき、目の位置は
鼻や口を表す線より内側
(図右端の赤い□部分)
に描くよう意識しましょう。
次は 横から見た時の目の形について
紹介します。
まず、正面から見た目の図を
見てみましょう。
目は 眼球(参考図赤〇部分)でできており
上まぶた・下まぶたの間の裂け目から
眼球がのぞいている
状態・構造になっています。
目を横から見ると
図右のようになります。
眼球を上まぶた・下まぶたで
はんでいるような状態になります。
また、眼球は丸いので
横から見ると
少しまぶたから外側に向かって
丸く膨らんでいるように見える
構造になっています。
以上 人体構造からみる
目の位置・構造でした。
このことを頭に入れた状態で
横顔での目の書き分け方について
見ていきましょう。
横顔での目の書き分け方
まず、目を描くための補助線を
書いていきます。
最初に、図①のように
正方形を描きましょう。
この正方形がだいたいの目の大きさに
なります。(※1)
次に、図の②のように
正方形の外側(目じり側)の縦線を
三つに分けます。
(下の方は 図の②のように
少し中央線寄りにしましょう)
(※1)
この補助線・正方形は
先ほど解説した人体構図での目の位置に
あたる赤い□部分と考えてください。
補助線を描き終えたら目を描きます。
〇つり目の場合
上まつ毛・目じりの線を
三つに分けた一番上の線に沿って
線を引きます。
つり目をさらに強調したい場合は
図のうわまぶたを少し描き
目じりの角度をきつく、鋭くすると
より 目のつり上がりを
強調することができます。
〇普通の目の場合
上まつ毛・目じりの線を
三つに分けた真ん中の線のところを
目指すように引きましょう。
〇タレ目の場合
上まつ毛・目じりの線を
三つに分けた一番下の線を目指すように
線を引きます。
たれ目の場合、
下まつ毛・下まぶたの線が
図のように補助線から少しはみ出して
垂れ下がるように書くと
より目がたれて見えます。
〇三白眼の場合
三白眼の場合、少し上まぶたのを描き
上まぶた・目じりの線を中央の
目安線まで引きます。
三白眼を書くときは
瞳の半分は
まぶたに隠れるようにすると
三白眼の感じが強調されます。
以上、横顔での目の書き分け方でした。
横顔など 少し変わった角度で
人を描く場合、デッサンや人体骨格を
少し理解したうえで下書きを書いていくと
自然で見やすいイラストになっていきます。
絵を練習するときは
手書きと一緒にデッサン練習をする事で
次第に 絵の上達速度が
上がっていくと思うので
ぜひ 試してみてください。
ではよいお絵かきの時間を
お過ごしください。
トネリコでした。
【引用・参考文献】
〇人体解剖から学ぶキャラクターデッサンの描き方
岩崎こたろう・カネダ工房著 誠文堂新光社発行
〇デジタルツールで描く！感情があふれ出るキャラの表情の描き方
スタジオ・ハードデラックス著 マイナビ出版発行
