一目連 (一目龍)
一目連(またの名を多度権現)は三重県桑名市にある多度大社に祀られている
暴風を司る神様です。
また一つ目(一目)という所から台風の守護神ともされています。
多度大社の別宮に祀られていて
本来の名前は天目一箇神(あめのまひとつかみ)といわれています。
この神様がお社から外出するとき、激しい雨と風、さらに雷も激しくなるので
地元の人から恐れられていました。
そんな一方、洪水や豪雨等の災害になったときには助けてくれる一面も持つ神様でもあるそうです。
その為、江戸時代には伊勢湾の海難防止と雨ごいの祈祷が良く行われていたそうです。
<多度大社>
<引用・参考文献>
〇日本怪異妖怪大事典
小松和彦監修 東京堂出版発行
〇妖怪事典 村上健司著 毎日新聞社発行
〇47都道府県・妖怪伝承百科
小松和彦・常光徹監修 丸善出版発行
〇八百万の神々-日本の神霊たちのプロフィール
戸部民夫著 新紀元社発行