髪の塗り 応用 影の塗り方
もっとサラサラな髪の毛が描けるようになりたいと
物足りなく感じた方のために
髪の塗り応用編をまとめてみました。
〇髪の毛の下地をべた塗りしよう
髪の下地をべた塗りしていきます。

まず、線画レイヤーのレイヤー設定一覧を表示し
「基準」にチェックを入れます。

髪のべた塗り用レイヤーを作成します。
レイヤーツールをタッチしレイヤー一覧を表示させます。
レイヤー一覧の右上「+」ボタンをタッチし
新規レイヤーを追加します。
次に、カラーパレットに髪の下地の色を表示させ
パレットの色の所をタッチ・長押ししながら、(ドラック・ドロップ)
べた塗りしたいところまで持っていき、指を離します。
〇大まかな影を入れる

髪の毛の大まかな影を入れるためのレイヤーを
作成していきます。
髪の下地レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。
新しく作成したレイヤーの
レイヤー設定一覧を表示させ
表示一覧から「マスクをクリップ」にチェックを入れます。
次にレイヤー合成設定をします。
新規レイヤーバーの【N】の部分をタッチし
合成レイヤー設定一覧を表示させ、
「乗算」設定をタッチして選択します。

大まかな髪の影を塗るためのブラシを設定します。
ブラシ一覧から
エアーブラシの中のソフトブラシを選びます。
ブラシ濃度は50%に設定します。
ブラシの色は、画面右上の青紫の色を
パレットに移し塗っていきます。

大まかな影を塗っていきます。
光源が人物の上にある場合、
上の画像右側の参考図のように
影ができる傾向があります。
この図を参考に大まかな影を塗って見てください。
〇髪の影を塗っていこう
髪のメインの影を塗っていきます。

まず、髪のメインの影用のレイヤーを作成します。
髪の大まかな影レイヤーの上に
新規レイヤーを作成します。
作った新規レイヤーのレイヤー設定一覧から
「マスクをクリップ」にチェックを入れます。
次に、新規レイヤーのレイヤー合成設定をしていきます。
レイヤー合成設定一覧から
「焼きこみ(リニア)」を選択します。

髪のメイン影を塗るブラシを選びます。
ブラシツール一覧から
エアーブラシの中の少し固めのエアーブラシを選択、
ブラシ濃度は100%に設定します。
髪のメイン影の色は
大まかな影を塗った所から色をパレットに移し塗っていきます。

影を塗っていきます。
髪の影は上の画像右上の参考図のように
影が落ちる傾向があるのでそれを参考にしながら、
髪の流れを意識しつつ塗っていきます。
ただ、このままだと雑なイラストに見えるので
髪の影をなじませます。

髪の影をなじませるブラシを選びます。
ブラシツールの隣、ぼかしツールをタッチし
ブラシ一覧から
エアーブラシの中のソフトエアーブラシを選択します。
ブラシ濃度は100%に設定します。

ぼかしブラシで髪の影をなじませます。
上の画像のように影の境界線を緑線のようにペンを動かし
なじませていきます。
〇髪の毛の筋(影)を描きこんでいく
髪の毛のサラサラな感じを出すため
髪の毛の筋(影)を描きこんでいきます。

髪の筋(影)を描きこむレイヤーを作成します。
髪のメイン影レイヤーの上に新規レイヤーを追加します。
追加したレイヤーの設定一覧から
「マスクをクリップ」にチェックを入れます。
次に追加したレイヤーの合成設定をします。
レイヤー合成設定一覧から
「焼きこみ(リニア)」を選びます。
ブラシ設定.png?resize=1024%2C731&ssl=1)
髪の筋(影)を描きこむブラシを選びます。
ブラシツール一覧から
素材の中の細い髪(短い髪でもいいです)を選びます。
ブラシ濃度は100%に設定します。
ブラシの色は、
先ほど髪のメイン影を塗った色をそのまま使います。
描きこむ.png?resize=1024%2C731&ssl=1)
髪の筋(影)は
髪のメイン影をなじませた辺りを中心に
描きこんでいきます。
この時も、髪の毛の流れを意識しながら
描きこんでいきましょう。

以上で 髪の毛の影ブラシ塗りが終わりました。
参考になれば幸いです。
良いお絵描きの時間をお過ごしください。
【Procreate イラストソフト】


【参考文献】


