キャラクターの老化・加齢の書き方
現実でもそうですが 漫画や小説などにも、様々な年齢の
キャラクターが出てきます。
では、若いキャラクターとは違う、
年配のキャラクターを描くとき、
どういう所に気を付けて表現したらいいのでしょうか。
今回は、年配キャラクターを表現するポイントを
顔の表現を中心に 紹介していきます。
【目次】
主なシワのつき方
老化によるたるみ
各性別の老化の描き方 例
主なシワのつき方

キャラクターの老化・年配者だという事を表現するのに
一番効果的なのは、シワを描きこむことです。
上の画像では
赤線で漫画などで年配者や高齢者を表現するときに
よく描かかれる代表的なシワの線を表しました。
一方で、赤線部分より、さらに細かく詳細に
老化やシワを表現したい時に、
参考になるシワの例を青線で描いています。
年齢の表現は 顔のシワ以外にも
首や手にできるシワ、曲がった背中や腰
節くれだった関節などを描くことで
より効果的にキャラクターの老化・加齢を表現することができます。
老化によるたるみ

シワ以外にキャラクターの老化・加齢を表現する方法に
年齢による皮ふや筋肉などのたるみがあります。
体格や骨格、性別によっていくつか違いはありますが、
人が年齢を重ねていくと
次第に皮ふや筋肉、脂肪などが
重力に従って下へと垂れ下がっていきます。
人の顔は 主に上の画像の矢印のように
下へと垂れ下がっていく傾向があるようです。
各性別の老化の描き方 例
次に、性別と年齢別の
シワやたるみの描きこみ量の差の例を見てみましょう。

年齢を重ねるにつれ、目元・口元を中心にしわが刻まれ、
シワに遅れて、次第に皮ふなどが垂れてくる感じに
描いていくと、年齢を重ねていく様子が表現できます。
また、年を重ねるにつれ髪の毛が薄く少なくなったり、
白髪が増えたりするので、
髪の毛の量や色にも変化を付けてみるのも
老化を表現する一つの方法にもなります。

女性も男性と同じく、目元・口元を中心に
シワができてきて、それに遅れて続くように皮ふなどが垂れていきます。
また、男性ほどわかりやすくはないですが、
女性も髪の毛の量が減り、白髪が増えていきます。
ただし、女性の場合、お化粧などで細かいシワなどを
見えにくくすることができるので、
(化粧では隠せない)首のシワを描くことで
年齢を表現していきましょう。
【引用・参考文献】
