イラストを塗る時、配色や色のイメージが浮かばない時はどうしたらいいの?
イラストサイトやPixiv等でイラストを見ていると
プロのイラストレータさんの目を引く配色使いに凄いなーと感嘆してしまします。
ですが、いざ自分が色を塗ろうとしたとき
色がうまくイメージできなかったり、色のバランスがうまくいかず
「なんか、地味だな」とか「ちょっと目に痛い色合いになっちゃった」
という事はあったのではないでしょうか
私自身も、元々アナログ絵描きで、色を塗るという発想がなく、
絵を描いている時、鉛筆一本のモノクロ画を前提として描いていたので
キャラクターの髪などの配色という考えがありませんでした。
ですので いざ、デジタルでイラストを描こうとしたとき、キャラの配色のイメージがわかず、
とても苦労したものです。
では、どうやったらうまく配色することができるのでしょうか?
まず、色とはどういうものか考えてみましょう。
〇色は目から入る直感に訴えかける情報
色は、直感的にイメージを伝える情報の一つです。
実は 色は脳の視野を司る所に刺激し
ホルモンの分泌を促す作用があり
それによって 見た人の心やイメージに影響が及ぶそうです。
一つ例を挙げてみましょう。

さて上の図を見て どう感じましたか?
①と比べて②の言葉の「熱い」や「寒い」という文字に温度感が
「重い」「軽い」に関しても重量感が
感じられなかったと思います。
日常生活でもこの色の持つ情報は活用されています。
信号機の赤色(緊張状態にする赤色)や青色(安心をイメージさせる青色)や
危険な物や立ち入り禁止区域には
蜂を連想せせるような黄色と黒が使われていたりするなど
色によって、より危険を感じさせるように表示に工夫がなされています。
このように、色そのものが持つ情報を上手く理解して使う事で
より相手に自分のイメージを伝えることができます。
〇配色集を使おう
色の情報については色彩生理学や視覚心理学、
カラーイメージチャート等様々な知識が必要です。
さらに、カラー調整やメイン色の配置の割合etc……
見ているだけで頭がこんがらがってきますね。
正直 色の知識を全部理解するのはめんどくさいです。
もっと、イメージを感覚的に表現したいですよね。
そこで、おススメしたいのが配色集です。
配色集はイメージによって
どういう色を、どれくらいの割合で使えばイメージの雰囲気を伝えれるのか、
イメージ色の一覧や配色例などを見て参考にすることができます。

また、本によって、一つの国の文化に特化した配色集も売っているので、
イラストで世界観を伝えたい時、活用できると思います。
より、イメージを深く伝えたい時に活用したいですね。
色の情報や伝え方についてオススメの本
おススメの配色集
